M-1グランプリ2021 準々決勝進出者全127組を簡単に解説【大阪②】


前回の続きです。今回で大阪はラスト。

エントリーNo.2624 ツートライブ

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ボケの周平魂さんのイキリ漫才が特徴のコンビですが、今年はモデルチェンジしてたかのりさんのツッコミを全面に出してツッコミで笑いを取るタイプに変えたみたいです。M-1に向けてちゃんと仕上げて来ている感じがしてすごく期待できます。

エントリーNo.2754 隣人

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ここ数年で賞レースで実績を残すようになってきたコンビ。前回のytv漫才新人賞決定戦では優勝しました。先日行われたNHK新人お笑い大賞では決勝進出を決定させていましたが辞退となってしまったのでその悔しさをぶつけて欲しいです。ちなみに、舞台を縦横無尽に動く漫才をするのでもし今年優勝したら2年連続となる漫才か漫才じゃないか論争となってしまうかもしれませんw

エントリーNo.2776 スナフキン

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去年初めて準々決勝に進出し、2年連続の進出となったコンビです。3回戦では、合コンというネタの入りからは想像しにくいような展開に持っていってからさらに深いところに入っていき右肩上がりにウケていて、これは毎年どんなネタしてくれるか楽しみなコンビのうちの1組になりそうだなと思いました。

エントリーNo.2863 ラフ次元

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2006年結成で、今年がラストイヤーのコンビ。丁寧な伏線回収漫才を武器にしており、去年の関西演芸しゃべくり大賞では見事優勝を果たしました。ツカミでアドリブをしててさすがベテランだなという貫禄がありました。

エントリーNo.2993 モンスターエンジン

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キングオブコント決勝2回、M-1決勝2回という実績を持つダブルファイナリスト。他にも数々の賞レースで優勝してきたモンスターエンジンですが、結成は2007年なのでM-1に出れるのは今回含めてあと2回。2008、2009年に決勝に進出しているのでまだM-1に出れるのが意外だと思う人もいるかもしれません。ツカミで「すいません!M-1まだ出れます!」でウケてて流石でした。M-1キングオブコントもここ数年は準々決勝止まりの年がほとんどなので復活に期待しています。

エントリーNo.3022 タイムキーパー

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去年結成1年で準決勝に進出した若手のホープ。若手なのに安定感がありネタの構成が素晴らしく何よりもまず漫才がとても上手です。将来的には決勝の常連になると思います。

エントリーNo.3023 デルマパンゲ

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僕と同じ福岡県出身のコンビです。ボケの迫田さんの奇想天外な発想がベースとなったネタで、代表作に「数字」というネタがあるのですがそのネタをかまいたちの濱家さんが絶賛しており、好きなネタBEST3にも選んでいました。爆発力のあるコンビなので準々決勝どんなネタを見せてくれるのか楽しみです。

エントリーNo.3025 フースーヤ

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独自のスタイルを磨き続けてきたフースーヤ。最初は彼らの売りであるギャグが若者の間で流行り、なかなかM-1ではウケないことが多かったんですが年々ネタに磨きがかかり、最近かなりウケることが多くなってきたように感じます。実際今年の3回戦もかなりウケていました。楽しみです。

エントリーNo.3026 カベポスター

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昨年は初めて準決勝に進出し、関西の賞レースでは決勝の常連とも呼べるくらいの実績をここ数年残しています。ABCお笑いグランプリでは2度の準優勝。ボケの永見さんは大喜利が面白いことで有名で、IPPONグランプリで回答が採用された経験もあるみたいです。今年は決勝候補。

エントリーNo.3027 からし蓮根

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2019年は決勝に進出し6位となったコンビ。2017年から4年連続で準決勝に進出しています。非常に爆発力のあるボケを連発するスタイルで、去年の敗者復活戦でもかなりいいネタをやっていて5位と善戦していました。ちなみにこの写真、2018年の2回戦?だが3回戦だかの写真らしいです。いつまでこの写真なんだw

エントリーNo.3106 ビスケットブラザーズ

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2019年にはキングオブコントで決勝に進出しており、去年から今年にかけて漫才の賞レースで2つ優勝しました。コント師ならではの演技力を発揮したネタをします。今年は初の準決勝がノルマ。

エントリーNo.3356 アキナ

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昨年は準決勝イチウケながら決勝で悲惨な結果となってしまいましたが、キングオブコントM-1でそれぞれ2回ずつ決勝に進出しているので実力があることは間違いありません。去年のこともあり若干ネットでは風当たりが強くなっていますが、再び結果を残して実力で圧倒してほしいところです。

エントリーNo.3463 祇園

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昨年は初めて準決勝に進出するも、敗者復活戦には新型コロナの影響で出れず悔しい思いをしました。2008年結成ということでM-1に出れるのは今回を含めてあと3回。本人たちもM-1にかける思いはかなり強いでしょう。去年に続いて今年も結構仕上がってるな〜という印象です。

エントリーNo.3785 ドーナツ・ピーナツ

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ここ数年で一気に注目の若手となったコンビです。こちらも僕と同じくお2人とも福岡出身の方なので親近感。ちなみに地域は若干違います。ワードの強さが特徴で、向かって右のドーナツさんのツッコミが個人的にかなり好きです。

エントリーNo.4025 エンペラー

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向かって右のにしやまさんの特徴的なツッコミが売りで、2019年にはABCお笑いグランプリで優勝しています。コントも漫才もこなせるコンビで、実際2019年は1本目に漫才、2本目にコントを披露して優勝しています。僕の記憶が間違ってなければ、ここ2年キングオブコントにはエントリーしてなかったはずなので、漫才に力を入れてるのかな?

エントリーNo.4092 吉田たち

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見ての通り、双子コンビです。基本的に双子を売りにした漫才をします。2007年結成のため来年ラストイヤーなのですが、準決勝進出経験はなく、毎年準々決勝で敗退しています。やはり準決勝の壁は厚い。

エントリーNo.4141 ロングコートダディ

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大阪を代表するコント師で、2020年のキングオブコントファイナリスト。M-1では一昨年に初めて準決勝に進出し、去年も準決勝まで駒を進めました。2014年にはTHE MANZAIで認定漫才師になるなど、漫才の評価も高いです。個人的には去年やってたネタがすごく面白くて好きでした。

エントリーNo.4273 滝音

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ロングコートダディと同じく2020年のキングオブコントファイナリストです。M-1では去年初めて準決勝に進出し、今年は決勝候補です。向かって左のさすけさんの特徴的な声から繰り出される、独特なワードセンスのツッコミが武器です。秋定さんのボケとさすけさんのツッコミが完全にマッチしてる相性抜群コンビだと思います。

エントリーNo.4275 ニッポンの社長

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キングオブコントでは2年連続でファイナリストとなっており、去年は5位、今年は4位と確かな爪痕を残しました。先日行われたNHK新人お笑い大賞ではファーストステージと最終決戦共に満票の完全優勝で初の主要タイトルを受賞。最近は徐々にテレビでの露出も増えてきました。辻さんが泣いていたのが印象的でした。

エントリーNo.4281 なにわスワンキーズ

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去年に続いて2年連続2回目の準々決勝進出。今年の準々決勝を配信で拝見しましたがかなりいいネタをしていました。ここも去年から今年にかけてかなり面白くなっている気がします。

エントリーNo.4284 マユリカ

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何かと不運なコンビ。昨年の準々決勝はかなりウケていましたが落とされていました。今年の3回戦もかなりウケており、貫禄が出てきたなという印象です。近いうちに絶対決勝に行くと思います。ちなみにコンビ名の由来は2人のそれぞれの妹の名前から(まゆとゆりか)というなかなかの由来。


ここからは一度敗退したものの追加合格となった組です。


エントリーNo.715 ハイツ友の会

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ローテンションな2人によって繰り出される毒のある漫才が武器。ニッポンの社長が優勝したNHK新人お笑い大賞では準優勝に輝きました。個人的にコンビ名の語呂がかなり良くて好きです。

エントリーNo.2374 エルフ

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初の準々決勝進出となった女性コンビ。向かって左の荒川さんは最近お笑い向上委員会やさんま御殿に主演されていました。この感じでしっかりネタを作ってるのが荒川さんなのが最高です。

エントリーNo.2389 セルライトスパ

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ABCお笑いグランプリでは優勝も経験している、実力は間違いないコンビです。向かって右の大須賀さんは2019年にR-1ぐらんぷりで準優勝(最終決戦では同票も規定により準優勝に)と結果を残しています。コントも漫才も面白いです。最近はTBSの「ザ・ベストワン」によく出演しているイメージです。

エントリーNo.3772 マルセイユ

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3年ぶりの準々決勝進出を果たしたコンビです。霜降り明星が優勝した2017年のABCお笑いグランプリでは準優勝、同年12月に行われたテレビ東京のにちようチャップリンのチャンピオン大会では優勝と結果を残していましたがここ数年はなかなか結果を残せておらず、今回のチャンスを活かしたいところ。

エントリーNo.4285 イノシカチョウ

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今年に入ってよしもと漫才劇場のメンバー入りを果たし、M-1では初の準々決勝と飛躍の1年を送っている結成2年のトリオ。準々決勝ではかなり攻めたネタをしていました。かなりいいフォーマットのネタなのでこれからどうなるか非常に楽しみです。


ということで、無事大阪編が終わりました。今週木曜には準決勝進出者が発表されますが、おそらく東京編はそれまでに間に合いません。とりあえずやれるだけやってみます。