M-1グランプリ2021 準々決勝進出者全127組を簡単に解説【大阪①】

今年も8月に開幕したM-1グランプリ2021は、3回戦が終わり準々決勝進出者が発表されました。今年は127組!去年は115組だったので12組多いです。そんな中去年もやろうとして断念したこの企画をやろうと思います。去年は東京編の途中で断念しました。今年に入ってからお笑い関係のことを書こうと思い書き始めるものの最後まで書ききれなかったりまだ途中だったりの連続なので、今回こそは!!というわけで早速いきます。基本的にエントリーナンバー順です。(追加合格組は最後)


エントリーNo.6 もも

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2018年から毎年準々決勝に進出しているコンビ。特にここ2年はかなりネタの精度に磨きをかけており今年はかなり注目できます。去年の準々決勝もかなりウケていました。ひとつひとつのワードが強くなったなということと緩急をつけるのが上手くなったなという印象を受けました。

エントリーNo.64 令和喜多みな実

f:id:soccr-aasaa:20211104131219j:plain数々の賞レースで結果を残してきた実力派ですが、2015年にM-1が復活して以降は準決勝に進出できていません。漫才の上手さは間違いなくトップクラスなので頑張ってほしいところです。とりあえず準決勝に行きたいですね。

エントリーNo.514 侍スライス

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2人とも中卒であることを活かした漫才をするコンビです。2018年に準決勝に進出した時の「裁判」のネタを越えるネタを作ることができるかどうか。元々東京で活動していたんですが大阪に移籍するという珍しいパターンで今年から大阪吉本所属になっています。ハマったら強いタイプのフォーマットだと思うのでかなり期待しています。

エントリーNo.543 ZUMA

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わりとハチャメチャな漫才をするコンビです。毎年ウケても3回戦までしか行けなかったのですが今年は念願の準々決勝進出。M-1に照準を合わせたネタを作るのに成功したなという印象です。

エントリーNo.571 風穴あけるズ

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粗削りな漫才が売りで、愛されキャラ的な立ち位置でしたが、去年初めて準々決勝に進出するなど結果を出し始め、漫才の完成度もかなり上がっており一気に注目株となった松竹芸能所属のトリオです。今年の3回戦もかなり面白かったです。ただ、最後はタイムオーバーと、風穴らしさも全開。

エントリーNo.723 三遊間

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結成2年の若手コンビです。3回戦の動画を拝見したのですが、非常に綺麗な漫才をするなという印象を受けました。ネタの面白さはもちろん展開の仕方、見せ方がいい意味で若手らしくないなと。期待しています。

エントリーNo.1270 ガーベラガーデン

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現役塾講師と現役教師によるアマチュアコンビです。準々決勝進出はこれで3回目。名古屋を拠点に活動しており、2019年3月にはなんと単独ライブも開催していました。ネタの題材は塾講師と教師ならではのものになっていますが、完成度と技術は完全にプロレベル。変ホ長調以来のアマチュアで決勝進出が有り得る唯一のコンビじゃないでしょうか。

エントリーNo.1508 ドリンクバーゲン

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こちらもアマチュア扱いのコンビです。どうやら前に芸人をやっていて一度コンビを解散したものの今はお2人とも働きながら芸人としての活動も続けていらっしゃる模様。実質プロですね。

エントリーNo.1511 軍艦

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NSC生ながら準々決勝に進出し話題になったコンビです。実際漫才もNSC生とは思えないくらいちゃんとしていて関西ならではの王道しゃべくり漫才って感じで良かったです。何よりも2人の服装、容姿、雰囲気から天才オーラが溢れてるなと思いました。

エントリーNo.1942 さや香

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2017年に圧倒的ダークホースで決勝に進出してから4年、2018年から去年までは毎年準々決勝で敗退しています。ただ今年はツッコミとボケを入れ替えており、新山さんの熱量の高いツッコミがハマってるなと思いました。ボケとツッコミを入れ替えるとだいたい違和感あるんですがさや香は違和感無く見れました。今年は期待。

エントリーNo.1943 キャタピラー

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結成4年で3度の準々決勝進出を誇る実力派。個人的に和牛2世だと勝手に思っているコンビです。今では主流となったコント漫才をするのですが、割とよくある題材の中でもちゃんと面白い部分があり、ネタの中で山場を作るのが上手だと思います。ちなみに今年はツッコミのパターンがより多様になっていてツッコミの中で動きを取り入れているのが印象的でした。しげみさんはかなりツッコミ上手なので見やすいです。

エントリーNo.1977 丸亀じゃんご

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先日のNHK新人お笑い大賞では繰り上げで決勝進出したコンビで、来年2月に行われるytv漫才新人賞決定戦への進出も既に決定させています。味のあるコント漫才をするな〜と毎年思いますし毎年レベルアップしていってるような感じもして、これからが楽しみなコンビです。

エントリーNo.1978 チェリー大作戦

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コントでも漫才でも非常に斬新なネタをするコンビで、M-1ではかなり独創的なシステムの漫才を披露しており、今回はどんなネタを見せてくれるんだと毎回楽しみにしています。コントもかなり面白いので、キングオブコントで決勝に上がる可能性もあると思います。

エントリーNo.1999 イチオク

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NSC36期を主席として卒業し、その時はトリオでしたが1人脱退してコンビになった結成4年の若手です。3回戦では、前半からちゃんと笑いを取りながら伏線を張り、後半でその伏線を回収しながら前半よりも大きな笑いを取るという、綺麗な伏線回収漫才をしていました。わかりやすく右肩上がりにウケていって、さすが首席だなと。これからがかなり楽しみです。

エントリーNo.2009 ニゲルベ

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2人とも去年までピン芸人で、今年になってコンビを結成しました。2人とも元のコンビを解散してからピン芸人として芸を重ねてきただけあって、今年組んだばかりとは思えない完成度と面白さでした。1回戦でも3位で通過していましたし、今年どこまで行くのか期待です。

エントリーNo.2028 黒帯

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彼らは去年の準々決勝のネタがかなり面白いと話題になり、去年から今年にかけてファンも増えて注目度も上がり決勝候補に挙げる人もかなりいます。大喜利タイプのネタをするコンビで、少しためてから大喜利をぶち込むのでかなり大喜利の精度が求められるんですが毎回外さずしっかり決めていてすごいです。今年の3回戦は、タメの段階で笑いが起きていて、お客さん全員が今から何を言うのか待っている雰囲気が出来ていました。これも去年のネタが話題になったおかげだと思います。ちなみにYouTubeも結構人気。

エントリーNo.2143 タチマチ

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2019年、結成1年で準々決勝に進出し一気に知名度を上げ、そこから3年連続で準々決勝進出を果たしたコンビです。まだ若いのに毎年面白いネタを仕上げてくるのですごいなと思います。前回のytv漫才新人賞決定戦では決勝に進出しました。

エントリーNo.2363 ダブルヒガシ

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5年連続準々決勝進出の実力派コンビです。今年はABCお笑いグランプリで決勝進出、ラスト大会となった歌ネタ王では準優勝と、一気に実績を上げた1年になりました。最低でも準決の常連クラスまではいけると思いますしなんなら決勝の常連になってもおかしくないと思います。

エントリーNo.2460 金属バット

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ここ数年で決勝予想に名前が挙がるようになるまでになった金属バットも、M-1は今回を含めてあと2回。もはや説明不要のコンビと言っても過言ではないでしょう。これだけ世間から注目されるようになっても漫才の中で出てくるワードはどこかニッチでアングラな所が良さの1つです。大阪と京都の3回戦の動画の中で、金属バットのネタの動画が33万回再生とダントツトップでした。

エントリーNo.3465 ヘンダーソン

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4年ぶりの準々決勝となったヘンダーソン。TBSの「ザ・ベストワン」では松本人志が選ぶベストワン松本賞に選ばれていました。今年はすごく面白いことをやっていて準々決勝進出も納得だなという感じ。5、6年前にアメトークで披露したことをきっかけに話題になった石焼き芋の歌ネタのイメージがまだあるのでそれをいい意味で払拭してほしいです。


以上、大阪編Part1でした。今年は全組書ききれるのでしょうか...