お笑い芸人紹介①~霜降り明星~

僕がただお笑い芸人を紹介するだけの新企画です。第1回はMM-1グランプリ2018で史上最年少王者となった霜降り明星です。

僕が霜降り明星を知ったのはちょうど2018年の年始辺りでした。2017のM-1グランプリとろサーモンの優勝を見てお笑いを好きになりつつあった僕はネットで「今見ておいた方がいい若手芸人」を調べました。それで紹介されていたうちの一人が霜降り明星でした。僕が見たのは霜降り明星がコンビとして初めて賞レースを獲った、ABCお笑いグランプリ2017の2本目で披露した「小学校」というネタでした。

後にM-1グランプリの2本目でも披露するこのネタを見た時僕は、芸人の漫才を見て初めて「すごい」と思いました。今までただ笑うだけだった漫才に、初めて深いものを感じ2人の才能に衝撃を受け、それ以来彼らを応援し続けています。

そんな霜降り明星の出会いは、高校生の漫才日本一を決める「ハイスクールマンザイ」という大会の予選でした。せいやは「ドンパルトン」、粗品は「スペード」というコンビでそれぞれ出場しました。その後2人とも大学に進学します。同志社大学に通いながらアマチュアのお笑い芸人をやっていた粗品は、関西の若手芸人の登竜門であるオールザッツ漫才のfoot cutバトルの2012年大会で史上最年少の19歳で優勝します。その際の優勝インタビューで「成人したらスーツ着て漫才をやりたい」と話していました。

その当時既に粗品から誘われていたせいやは「自分は必要ないんじゃないか」と悩んでいたらしい。

2013年の1月に正式にコンビを組んだ2人ですが、周りからは「才能が釣り合ってない」「残念なコンビ」など散々言われていたみたいです。

先程話した2017年のABCお笑い芸人でコンビとして初めて優勝した瞬間、2人は稀に見るくらい号泣してました。そんな中迎えたM-1グランプリ2017、2人にはかなりの期待がされていました。しかし結果は準決勝敗退。せいやはまともに言葉を話すこともできないくらいのショックを受けており、粗品はカメラの前で「M-1ムカつく」「水差されましたねぇ」「芸人やめますねぇ」「これ芸人やめたらM-1のせいですねぇ」などと愚痴を吐きまくりでしたw

2018年のytv漫才新人賞で優勝、そして段々と全国ネットでも姿を見るようになった2018年のM-1グランプリ、準決勝ではその日トップのウケをかっさらい決勝に進出しました。そして迎えた決勝、この年の勝負ネタである「豪華客船」、テレビなどではこの漫才はやってなかったので僕は初見だったのですが僕は会場がどれくらいウケているかわからないくらい笑いました。多分過去最高に笑った漫才だと思います。

勢いそのままにR-1ぐらんぷりでも優勝し史上初の2冠を達成した粗品。今2人は死ぬほど忙しい日々を送っています。まだ26歳の2人。彼らの未来が楽しみですし、伝説の傍観者となれてとても嬉しいです。